初めて任されたシステム改修。気づけば2週間、毎日が試行錯誤の連続だった。
何度も図を書き直し、コードを追い、考えて、書いて、また考えて。
振り返ると「できなかったこと」よりも、「理解できるようになった自分」が確かにいた。
そんな静かな成長の記録を、ここに残しておきたい。
もがいた時間の先に
この2週間は、まるで走り続けるような日々だった。
初めてのシステム改修を終えたと思ったら、すぐに次のコーディングが待っていた。頭の中は常に処理の流れでいっぱい。紙に図を描いては消し、エクセルで表を作り、メモ帳に思いつきを書き連ねる。そんな日々が続いた。
周りのチームが雑談で笑っている中、自分の席だけは静かだった。
仕様の話以外はほとんど無言。ひたすら図を書き、見比べ、修正を繰り返す。現場で動いている「システムを監視するシステム」。ほんの少しでも仕上げ方を間違えると、不具合を見逃してしまう。だからこそ、一つひとつの理解と判断に時間をかけた。
図にして、言葉にして、掴んでいく
仕様理解は、ドキュメントと実際のコードを照らし合わせることから始まった。
「この処理はどこから呼ばれているのか」「どのタイミングで動くのか」。
何周も追いかけてようやく、全体の動きがつながって見えた瞬間があった。
図にして、言葉にして、表にして──
「これで一段落かな」と思って上から見返すと、「あ、ここが抜けてる」「この条件分岐、想定外だ」と新しい発見がある。そのたびに、次のページにまた一から書き直した。気づけば何十枚も紙が増えていたが、その積み重ねが自分の理解を確実に深めてくれた。
帰りは夜9時には退社。
「次の日に響かせないように」という小さな意識を守り続けたおかげで、体調を崩すことなく走りきれた。
70時間の試行錯誤がくれたもの
振り返ると、最初から完成まで約70時間。
正直、「もっと早くできたんじゃないか」とも思う。
でも、苦しみながらも頭を動かし続けたこの時間は、確かに力になっている。
「どうやって考えたらいいか」「次に活かせる型は何か」が、少しずつ見えてきた。
今回、特に学んだのは「最初の整理の精度」がその後のスピードを大きく左右するということ。
はじめに、
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実装すべきものと、実装したほうがいいものを明確に分ける
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「正しい動きとは何か」を紙に書き出してゴールを具体化する
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いち早く処理の流れを掴むために、大量に図を描く
これを最初に丁寧にやっておけば、迷う時間は確実に減る。次に同じような改修を任されたら、まず「整理の1時間」を大切にしたい。
次の自分へ ― 行動で積み上げていく
今回の経験を通して、思った。
“時間をかけること”は悪くない。ただし、“考えの整理に時間を使うこと”こそが成長の鍵になる。
次の自分へのメッセージとして、こう残しておきたい。
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考える前に、まず描け。
頭の中だけで考えず、図にしてみる。 -
悩んだら、書き出せ。
曖昧な部分は言語化すれば道が見える。 -
早く進むより、確実に掴む。
スピードは「理解の深さ」が生んでくれる。 -
体調もプロジェクトの一部。
自分のリズムを守ることも仕事のうち。
積み上げた時間は、確実に次への自信に変わっていく。
次は、もう少し軽やかに、でも確かに進めるはずだ。
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